歩行時の足のしびれ、痛み
目次
こんな足の症状に悩まれてはいませんか?
- 足に冷えやしびれを感じる
- 歩行中に足が重くなってくる、休み休みでないと歩けない
- 安静にしていても足の先に痛みやしびれを感じる
- 足先の傷が治りにくい
もしかすると閉塞性動脈硬化症かもしれません。
閉塞性動脈硬化症とは
足の動脈が狭くなる、または詰まることによって、足への血液の流れが悪くなる病気です。
足の症状が出る理由
足の血管が狭くなると、心臓から足へ血液が送りにくくなってきます。
歩行すると足の筋肉に血液が多く流れる必要がありますが、足の動脈が狭くなると歩行中に必要な量の血液が流れず、足がだるくなります。しかし休むと血液を多く必要としなくなるため、足の症状が改善します(これを間欠性跛行といいます)。
更に進行して血管が詰まると、常時足にしびれや痛みが出るようになります。また十分に血液が流れないため、足の傷の治りが悪くなります。
最終的には足が痛くて眠れない、壊疽(足先が黒く変色)を起こして切断しないといけない場合もあります。
治療について
閉塞性動脈硬化症は動脈硬化が原因です。
禁煙やダイエットなどの生活習慣改善や、動脈硬化の進行させる原因となる高血圧や糖尿病、高脂血症への治療、血液をサラサラにする薬を飲むなどの薬物療法と、足の血管を広げるカテーテル治療やバイパス手術を行う場合があります。
また足の血管が狭い方は、心臓や脳の血管が狭いことも多く、狭心症や脳梗塞の治療も必要になる場合があります。
足の症状でお困りの際は、気軽にご相談ください。