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禁煙外来

当院では禁煙外来を行っております

  1. タバコの悪影響について
  2. 周囲の人への影響(受動喫煙)について
  3. なぜタバコをやめられないか
  4. 離脱症状について
  5. 禁煙治療外来について
  6. 費用について

タバコの悪影響について

タバコにはニコチン、タールなどの多くの有害物質が含まれており、様々な悪影響が指摘されております。

・悪性腫瘍の発生

肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、口腔がん、膀胱がん、子宮頸がんなど

・循環器疾患

心筋梗塞、狭心症、不整脈、高血圧など

・脳血管疾患

脳梗塞、くも膜下出血など

・呼吸器疾患

慢性閉塞性肺疾患、気胸、呼吸器感染症など

・その他

逆流性食道炎、胃潰瘍、アレルギー疾患の悪化、糖尿病悪化、睡眠障害、肌のくすみ、色素沈着など

日本人では喫煙により、男性では8年、女性では10年寿命が短縮するとの報告もあります。

周囲の人への影響(受動喫煙)について

タバコは吸っている本人だけの問題ではなく、周囲の人がタバコからの煙(副流煙)を吸うことで健康被害が出るといわれています(受動喫煙)。またタバコの煙が壁や衣服に付着し、その後有害物質が気化してそれを吸い込むこと(三次喫煙)も問題になります。

なぜタバコをやめられないか

タバコをやめられない理由は、ニコチンによる薬物依存が大きな原因です。

ニコチンは依存症を誘発する力が非常に強く、使用中止の困難さは他の依存性物質(コカイン、ヘロインなど)と同等であると報告されております。禁煙時にニコチンの離脱症状が出るため、自力での禁煙を極めて難しくしています。(自発的に禁煙した人が、6ヶ月後に禁煙し続けている確率は4.9%と報告されています)

本人のやる気や気持ちが弱いから止められないのではないのです。

離脱症状について

禁煙後から時間の経過とともに、様々な症状が出現していきます。

禁煙後 症状
1~2日 めまい
2日~ タバコをほしがる
(2~3日がピークで、3週間でほとんど消える)
1~7日 睡眠障害
1~3週間 便秘、イライラ感
2~3週間 怒りっぽくなる、集中力の低下、疲れやすさ

これらのニコチン離脱症状が、禁煙を困難にしている理由です。

禁煙治療外来について

当院では禁煙したい意思をお持ちの方を対象に、専門外来を行っております。

禁煙に使用する薬剤は、

  1. 貼付剤のニコチンパッチ(ニコチネルTTS)
  2. 飲み薬のバレニクリン(チャンピックス)

どちらか一方を使用して行います。
(どちらを使用するかは、持病や既往歴、車の運転や高所作業などの危険作業をするかなどで判断します)
治療期間は約3か月間となります。

費用について

禁煙外来は、費用が高いのではと、心配されているのではありませんか?

禁煙外来は健康保険が使えるため、自己負担が3割の人は約1万3000円~2万円程度になります。(過去に禁煙外来を受診された方でも、前回の治療開始から1年以上経過しておりましたら、再び健康保険が使用できます)


「禁煙にチャレンジしてみたい」、「チャレンジしたが失敗してしまった」、「禁煙をしてみたいが不安だ」、など禁煙を希望されている方でしたら、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、是非禁煙を成功させましょう。

※禁煙外来の対象は、ご本人自身が禁煙を希望していることが条件となります。

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